トリエステって、どこ?

日本ではまだ知られていないイタリアの町トリエステTRIESTEについてのブログです。

トリエステあるある!春の山歩きの締めはオスミツァで!

全世界の私のブログファンのみなさま!
ご無沙汰しておりました!お元気ですか?
ゆーてるうちに初夏の訪れですね。
私のブログはまだ春やけど、おつきあいください。
今回は4月の初めに、山歩きに行ったときのお話です。
私はスポーツが好きで、週3回アシュタンガヨガでかなり鍛えているのですが、山歩きで使う筋肉はまた別物みたいで、かなり気持ちが良いのです。

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インフォメーションセンター
オススメのトレッキングコースを聞きます。
今日の山歩きは、トリエステから車で15分でこれる自然保護地区のロサンドラ峡谷 Riserva Naturale della Val Rosandraです。簡単なお散歩、山登り、ロッククライミング、川遊び、滝、あとは夕方になると、、、もれなくヤギと遭遇できます。またヤギかい笑。
この自然保護区はイタリアとお隣の国スロベニアにまたがっているので、
標識は2ヶ国語表記になっています。
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山歩き途中にあと300mで国境の標識。

イタリア語とスロヴェニア語表記です。

 
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白い石灰岩がカルスト台地の至る所に見えます。
シーンと静まり返った松林を歩き、聞こえてくる風の音、鳥たちのさえずり、虫の羽音、、、そしてパチン パチン パチンと聞きなれない乾いた音が。。。なんやろお?と耳を澄ましてみたら、なんと!木になってる松ぼっくりの実が開く音やった!!!
初めて聞いたから、めっちゃ嬉しかったです。なんとなく一人でトトロの世界観やんと思いながら。笑。
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山の中の国境を歩いてこえてスロヴェニアに入り
Socerb城に着きました.
スロヴェニア語でソツェルブ城、
イタリア語でサン・セルヴォロ城。
カルスト台地の断崖絶壁に建てられたお城は、今ではエレガントなレストラン。お腹すいたーーーといってもナイキのスニーカーとバックパックの山登りスタイルでは、いかんせん入れまへんので、、、素敵なパノラマだけみて下山します。。だって、私達にはオスミッツァがあるからな!!!
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スロヴェニア側からイタリアにはいるときの標識。ITALIJAに入国しまーす。
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最後はOSMICAオスミツァの目印、この逆さまの木の枝「フラスカ」を目指す!!!
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トリエステに来たら、オスミツァで
手作りのチーズにハムにワインやでー!
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まるで絵本の中の様!
オスミツァ/Osmiza/Osmicaとは、18世紀オーストリア・ハンガリー帝国時代からトリエステのカルスト台地に続く文化で、スロヴェニア語の数字の8:Osemに由来し、農家が8日間だけレストランとして営業しても良いと言う決まりからきています。現在でもオスミツァが出しても良いメニューは原則的に、その農家でつくられたワイン、チーズ、ハム、サラミ、卵、野菜だけなのです。海が見渡せるところや、藤の花が咲き誇るところ、牛や豚や七面鳥がすぐ側にいるところ、いろいろなオスミツァがあります!行きたい!と思ったら、その当日の新聞をみるか、osmiza.com で調べてみてね!
では、Buon appetito! Dober tek! いただきます!