トリエステって、どこ?

日本ではまだ知られていないイタリアの町トリエステTRIESTEについてのブログです。

イタリアのハーブ薬局エルボリステリア ERBORISTERIA

全世界のハーブ好きの皆さん、こんにちは!
今日は私が大大大好きなハーブ薬局のお話です。
エルボリステリアって、なんか聞きなれないし、言いにくい名前なんですけども、イタリア語でハーブはERBA/ ERBEと綴ります。英語ではHERBで綴りもよく似ていますね。ただイタリア語ではHは発音しないので、そのまんまローマ字読みで、エルバ、エルベになります。
エルベ屋さん、エルベやさん、エルボステリアと覚えましょう!

エルボリステリアを一言でいうと、薬草の効能を利用した自然調剤薬局みたいな存在で、世界中の何処にでも、昔から存在していたのです。古代ギリシャや古代ローマ、古代エジプト、インドのアーユルヴェーダ、中国の漢方、日本も中国の漢方の流れを受けていると思います。
そしてここ、ヨーロッパの国々イタリアやフランスも!

現代の日本では、喉が痛くなったり、風邪をひいてしまったり、スケボーでこけて擦り傷をつくったり、やけどをしてしまった時には、だいたいの場合いわゆる化学物質のお薬を飲んだり、スプレーしたり、消毒したりの対処をとると思います。病院に行って、お薬を飲むのも日本では、ごく、当たり前の光景です。イタリアでは、それぐらいの症状なら、ハーブに頼る人がほとんどなのです!

少し体の調子が悪くなったら、まず相談しにいくところがエルボリステリアなのです。それぞれの症状にあったハーブを調合して作ってもらったTISANAハーブティーを、お家で煎じて飲むのです。時にはユーカリのお花の蜂蜜をいれて、時にはタンポポのお花の蜂蜜をいれて💛
自然の恵と昔からの知恵に勝るものはないですもんね!

一度、擦り傷ができてしまったときに、化学物質で出来た強い薬ではなく、何かないかなぁと思い相談に行ったときは、COLOSTRO入りの塗り薬を勧めてくれました。コロストロって、何?と思って聞いてみると、なんとお母さんのおっぱいからでる初乳のことで、自然の抗生物質の働きをするのだそうです。
ちょっとビビりましたが、、、傷は綺麗に治りました!
治癒へのアプローチがハーブだけじゃなくて、興味深いなぁと思いました。

エルボリステリアで売っているものは色々で、ハンドクリームなんかのコスメ、エッセンシャルオイル、コロン、香水、石鹸、サプリメントと色々あります。そしてパッケージやボトルがレトロなものや、レトロな色合い、そして自然のお花やエッセンシャルオイルの良い香りが、、、💓です!

私がトリエステのなかで一番大好きなエルボリステリアはここです!
www.erboristerialamandragola.it

オーナーさんがこれまた素敵なシニョーラで、たぶん彼女は魔法使いやと、私は踏んでいます。
今度はいつ行こうかな〜!
考えるだけでウキウキしちゃう、そんな素敵なお店です。

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ゆっくり見たい素敵な空間
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季節のお花が生けられて、良い香り
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日本未入荷だと思われるエッセンシャルオイルの香りは、どれもうっとりです